不登校児 という レッテル

不登校児 という レッテル
2018年11月23日

今日 学校から電話がかかってきた。

息子の卒業した 中学。

 

最初は 怪しいな という印象でしたが

内容は 「欠席の多い生徒の対応に関する研究への

ご協力」息子の母校に籍を残しながら大学院の

修士課程で 不登校児の解決方法を研究している

方のようでした。

 

息子は 中学1年の3学期から 本格的に学校に

行かなくなり 少し行っては休む、少し行っては

また休む、という生活になった。

俗に言う 不登校児。

 

不登校児 というイメージ。

家から出ない(ひきこもり)、

外部と接触しない、

人間不信、家族とも不仲・・・

というイメージ。

 

我が家の息子は 不登校児 という

立場にありながら 塾にも通い

土日には 中学校の仲間が 遊びに来る。

明るく楽しく生きている不登校児でした。

 

平日 家でおとなしくしてるのかと思いきや

一人カラオケ 年パスを持っているので

一人USJ 一人飯 と まったく

暇には していなかった。

 

決して ほめられた とこではないが

こんな活発なら 学校に行けばいいのに・・・

と思っていた。

我が家では「明るい不登校」と 呼んでいた。

 

学校で 嫌なことがあったり 苦手な子もいた と

思う。だけど 息子は いじめにあったり 友達が

いなかったわけではない。

私たちには いまだに 不登校 に

なったわけが わからないのだ。

いくら誘っても どうしても行かない という。

勉強も嫌いではないし 運動も大好きだ。

学校に何があるのだろう・・・どうしても

行かない理由は 最後までわからなかった。

 

経験 として言うと 中学に行かないと

普通の高校にいけない、公立 私立とも

受け入れてくれる学校が 少ないのだ。

成績 よりも 内申点 がもらえない。

テストも学校でしか受けれないので

嫌でも 学校に行って 提出物とテストを

きちんとしないと 成績が つけれない。

高校から やり直せばいいやん と 知らない人は

簡単に言うけれど やり直す道は 断たれる。

残念 だが それが現実。

 

この明るい不登校児、中学時に何度も話をしたが

わかっていて なお 行けなかった。

高校だけは 出てほしい と思っているので

我が家は 通信制高校 という選択をした。

 

通信制高校 といっても いろんなのがある。

通信教育のようなタイプ 週3日ほど通うタイプ、

高校と同じように 週5日 制服を着て通うタイプ。

専門学校 というのもある。

全寮制のものもある。 本当に多種多様である。

 

息子は 現在 近くの週5日制の通信制高校に

行っている、友達はほとんどが元不登校児である。

私の想像したような不登校児だった子も

元気に通っている。

 

わかっていたことだけど 個性が強い、癖も強い、

いろんな子がいて当たり前なのに、

学校では 浮いてしまう・・・

中学では きっと 個性がない子のほうが

有利だから、 個性強すぎて 認めてもらえなかった

子が多い。

 

いい学校かの判断は、人それぞれ なので

なんともいえないが、息子の同級生で

真剣に引きこもっていた子の方が 高校で

なりたい自分に なっているような気がする。

なんとか やり直せてるのだ。

 

話を戻すが 息子が 研究材料になる という話なのだが

息子は きっと いい研究材料にはならない にちがいない。

小学校と中学校の 欠席日数だけで 論文を書こうとしているが

人それぞれ 理由があり いろんな 不登校児がいる。

教育も これからも増えていく 不登校児を

どうやって 減らしていくのかが テーマになるだろう。

生の声と 現実を しっかり 研究してほしい。

 

息子は 元不登校児 という レッテルを

貼られたまま 生きていく

覚悟があるらしい(本人談)ですが、

親としては 複雑です。

事実だから仕方ないのだけれど・・・