私は占いが好きだ。
子供のころから星座占いから始まって血液型占い手相など
必ず目を通していた。
流行った細木和子先生の占い、前世占い、動物占い、オーラの本も買っていた。
大人になってからは、どこどこの占いがいいらしい・・・と聞くと
友達と行ってみたり、ファッションモールなどにいる占い師の先生にも何度も
占ってもらった。タロット占いや手相、名前で占うものもある。
先日、いろいろ迷っていたことが度重なって、知り合いに聞いたことがある30分3万円とかいう占い師さんに見てもらおうかと思った。
お値段が高いこともあって本当にあたるという。お忍びでくる、政治家もいると聞いた。そんなにすごいなら私に何かいいアドバイスをしてくれるかも・・・と思った。
本当に予約するところまで迷っていた。
結局、悩んだ挙句、高すぎて辞めたのだが、いろんな人の意見を聞いてみて、
「それもそうだな」と思った。
占いに行く人、行かない人はパターンがある。
占いに行かない人が口をそろえて言うことは、「怖い」
「運命が決まっているなら、変わらないし・・・」
「悪いこと言われたら気にしてしまうから、行かない」と言う。
だから、行かないらしい。
行かない人は、占いは当たると思っている。
反対によく行く人は、
どんなことを言われても過去の自分に「当たる」「当たらない」だけを判断して
占い師さんがいう未来の自分に「当たる」「当たらない」を決める。
本当にあってるかどうかの答え合わせが未来にしかできないから、一応その言葉を信じる。だけど、答え合わせはしない、未来と言っても何年先かはわからないから。
また不安や気になることがあると占い師を探す。
一度行った占い師には、当たっていても当たらなくても二度と行かないことが多い。
何度も別の場所に行って占ってもらうのは、言われた内容に満足できていないから・・・そしてまた別のよく当たる占い師に見てもらいに行くというパターンを繰り返す。
でもこれって、何一つ占い師さんの言うことを信じていないから。
心の底ではウソだと思っているため何も信用していない、ということだと思う。
私をはじめ、占い好きの人は結局言われたことを信じていないと言うことだと思う。
心の中では占いに行かない人は占いを信じて、占いによく行く人は占いを信じていない。
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先日、ふと目が合ったショッピンモールの占い師さんの言葉、「あなたは自分のものを買わず、人に与えてばかりいる人です」と言われた。
確かに、家族に貢いでいる。
確かに当たっているけど、反対にあのおばあちゃん占い師、私を見て、みすぼらしいと判断したのか?!
着飾らないシンプルを美徳に思っている私が貧乏たらしく見えたのかな?
だとしたら、当たってはいるいるけど、なんて失礼な話だな・・・・