関西弁独特の・・・

関西弁独特の・・・

関西人独特の言い回しがある。

老若男女本当によくつかう。

この言葉がでると、会話の予測がつく。

文化といわれれば文化ですが、アンニュイなバランスが絶妙なのである。

使い方や裏の意味もあるので、関西人じゃない人は意図を読み取ってほしい。

 

しょうみ(正味)

使い方 「しょうみ、何ぼやったン?」 とか 「しょうみ、どう思った?」  などである。関西人の正味は、「ほんまのところ」という意味で、「本当のところ教えて・・」の意味合いである。

知らんけど

使い方 「あの俳優とあの女優付き合ってるらしいで、知らんけど」という風に使う。自分で見たり聞いたりしたわけではないけど、こういうことらしいで、と噂する。「知らんけど」は言葉の最後につける。たぶん、責任逃れの意味合いもある。関西人はおしゃべり好きで、噂好き、直接聞いたわけではないけど、噂で聞いたことは確信をもって話すがこの言葉をつけるとやんわり、となる。確証はない。

ほんまそれ

使い方 「あの子の前からおもっとてんけど化粧濃いない?」「ほんまそれ」前から思っててん。と言う意味合いが続く。確信したときの同意語である。今までも思ってたけど、人が同じことを感じ取っていたことに対する軽い喜び的な使い方をする。

考えときます

使い方 「○○のキャンペーンやってます。今ならオトクですがいかがですか?」「また、考えときます」というような使い方をする。関西人はズバズバ言うように見えますが、断るときはやんわり断る。ズバッと断るときもあるが、まずは手始めに考えときますという言葉で断りをしている。考えときますは考えません。いらないと、言うことです。

せやな

使い方 「来週 あの映画見たい」「せやな」とかいう感じで使う。この場合嫌とも行きたいとも答えてないのである。せやなは、関西人の相槌のようなものです。意見はないけど、本当の意味でどっちでもいいと思ってる言葉。はっきりしない、ふわっとした感じになる。ドリカムの歌にもでてくる「せやな」(大阪ラバー)

 

行きしな、帰りしな

使い方 「行きしなに、寄って」とか「帰りしなに、スーパーでパン買ってきて」とか言う風につかう。しなとは。際にということである。関西人はこれで通じる。

 

ほる 

使い方 「ここで、ごみほったらあかんで」ほるとは捨てるという意味である。放り投げるからきてると聞いたことがある。

 

なおす

使い方 「はよ、なおしなさい」 なおすとは片付けるの意味である。日常使う言葉だが、関西人以外はわからないらしい。

 

ちゃう

使い方 「あそこ曲がったところにあるやん」「ちゃうちゃう、あそこちゃう。も一本むこうやで」 というように、に使う。ちゃうは、違うという意味。

 

関西人は、言い方はきつい、とか怖いとか言われるけど、テンポが速いだけで実はそんなにきつくない。断るのは苦手な人種だと思う。やんわり、ふわっとした言葉も多く意味を読んで・、空気読んで・・ということばのキャッチボールができる。商売の町、歴史の町、なので独特の言葉のニュアンスが面白い。