不登校児の定義

不登校児の定義
2019年12月12日

先日子供の学校のプレゼン大会を見に行った。

毎年楽しみにしているのだが、今年は友達との

かかわり方の学びや 経験踏まえての 反省と

どうすればいいのかを プレゼンしている人が

多かった。

 

その中で 国が定めた「不登校児」の定義

について 紹介した子がいた。

 

一年間に 30日以上欠席をしている子を

不登校児 と定義する。

(病気や経済的理由は除く)

 

30日 毎日学校に行っている子供には

なんて多い・・・と思うだろう。

 

30日 されど 30日

30日も いや 30日しか

 

学校休みがちの 親や子供にとっては

30日という期間は

不登校児と呼ばれるのは 短いのだ。

プレゼンターの子も 知った時は

椅子から転げ落ちそうになった、という。

 

以前から知っていたのだが 初めて聞いた

その時 私も 驚愕した。

1年12か月 毎月約3日休むと

不登校児としての扱いとなる。

行きたくないから 行く気分じゃないから

という理由だけでなく 行って風邪をひいたり

インフルエンザになったりしても

欠席になる。

不登校気味の子は それも込みで 30日。

顔色がよくなく 体力のない子供はアウト。

 

この定義で行くと 息子の中学は

3年とも不登校児という扱いになる。

 

息子の学校は、中学校の時代 小学校の時代に

何か学校生活がうまくいかずに どこか傷ついて

学校に行かなかった子が多い。

 

だから 勉強のレべルはいろんな子がいて

差が広い。

 

個性豊かな子も多い。

 

だけど 高校生活を続けれているこの子供たちは

本当にすごい!

一般的には当たり前のことだし 当事者の関係者に

ならなければ理解はできないと思う。

 

毎日単調だけど 実はいろいろなことがある。

負けないで高校に通う子供たちの 変化に

改めて 感動をした一日でした。

プレゼン大会

追記

小学校2年生から中学3年生まで 学校に行かなかった

行けなかったプレゼンターの学生さん(現在高校3年生)

本人とご家族の苦悩を考えると 想像を絶します。

 

ここの子供たちは痛みや苦しみがわかっているから

将来何があっても 強く前向きに生きていける

そんな気がする。

子供たちの成長に力をもらったいい日でした。