芦屋マダムの言葉遣い

芦屋マダムの言葉遣い

わが町 芦屋

 

芦屋の町でお見かけする

ベテランの芦屋マダム

気品があり、落ち着いていて、

凛としている。

 

決してすぐに見てわかるような

ザ ハイブランド を強調せず

洋服を着こなしている。

 

特徴としては芦屋大丸に娘(と言っても

そんなに若くはないと思う)と

お買い物をされている率が高い。

 

その中でいつも気になってしまう

頻繁に聞く言葉

こちらを包んでくださる?

 

という言葉だ

 

包んでください でもなく

包んでくださる?

初めて聞いたと時は衝撃でした

 

何気ない一言なのだけれど。

相手に尊意と敬意をみせての

自分上位をキープしている。

 

芦屋らしい言葉である。

私的には嫌な気分ではないのだけれど

 

芦屋マダムっぽく

包んでくださる?を

かまずに流暢に言いたい。

 

今は英語よりもこの言葉を

すらっと身につけたいのである。

 

エセ芦屋マダム としては。

 

そして 別の日

子供には食べさせたくない

少し敷居の高い てんぷらやにて

 

年齢層高めの女子会  数組

日曜日のお昼から

楽しそうである

 

女の人が多くても 騒がしくない

でも 結構おしゃべりはされている。

銀座のお店が・・・

新地の何とかというお店が・・・

アハハでもおほほでもない

上品な笑い声

 

一品ずつ揚げては 大将が

「塩で とか 出汁で を指定して

お召し上がりください」

と言う

 

おなかがいっぱいになったのか

隣のご夫人たちは

箸がとまった・・・

また一言

 

こちらを包んでくださる?

 

大将もお一人ずつ

おり に入れるか聞いている

何気ない言葉

 

おりに入れてもらう

てんぷらを差し出すとき

横の年配のご婦人が

「ご馳走様でございます」

 

こちらも普段からの

言葉のようで流暢に話される

 

ご馳走様でございます・・・

ごちそうさま でもなく

ご馳走様でございます か・・・・

 

やはり エセ芦屋マダムには

つかえない言葉

 

今の私は

英会話 よりも 芦屋言葉を

学びたい

 

年配のご婦人が使われている

きれいな日本語

 

エセマダムにも

マダム予備軍にもない

生粋の優雅な所作

 

でしゃばらないようにみせての

自己主張

 

芦屋マダムには

日本のよき文化を

感じる

 

女子会も

トイレにたつふりをして

一人の方が黙って

お会計を済ませた

 

すべてにおいて

身のこなしが

すばらしい!

 

エセ芦屋マダム には

勉強になることだらけでした。