食べ切れなかった 食事を
もってかえろうと
「おりください」と
定員さんに 言う。
定員さんは
・・・・・・
明らかに 頭は ? に なっている。
もう一度 「おりください」というと
「それ 何ですか?」 と。
「お持ち帰り用の
お弁当箱みたいなもの です」
「あ~」と 定員さんもやっとわかった様子。
折を 持ってきた定員さんは
「どこかの 方言ですか?」と
「いいえ ずっと 兵庫です」
というと
隣で一緒に食べていた お友達も
「聞いたことない」と。
折(おり) とは
折箱 折詰 の 略
古くは 6世紀ぐらいからあり
木箱 や 杉箱 で
作られていたようですが、
使い捨てできる容器 として
貴族の食器として重宝されたらしい。
そういえば 今も 老舗料亭 なんかの
お弁当 は 折詰 と言って
木箱 だと思う。
だが、プラスティック容器や
紙の 使い捨てが 大量生産により
主流で 使用されるようになり
おり と言う言葉が 使用されなくなって
きてるということ になる。
ということは、
今は おり というより
お持ち帰り用の容器 と
言うほうが
通じる、ということか。
なんか よき 言葉が
なくなっていく感じが して
さみしいな。
もうひとつ ラジオから
小学校の授業で
お豆腐の数え方 方が
議論 されたらしい。
お豆腐は 1丁 2丁 と
数える・・・・と 習ったが
今は 子供たち は
1パック 2パック だと言う。
お豆腐やさん も 減って
工場 で 大量生産 されている。
私の子供のころでも お豆腐やさん
は 市場 のところで おじさんが
売っていた。
なので 1丁 2丁 という威勢のいい
言葉をきいたけど、
今の子供たちは 豆腐の作り方 も
お豆腐やさん も 知らない。
スーパーでしか みなければ
確かに 1パック 2パック となるのも
いたしかたない、のか。
親世代も そうなのだから。
話し言葉 で 1パック 2パック だが
国語の授業でしか 1丁 2丁
と 教わるしかないのかと思うと
1丁 2丁 と言う言葉 や
折箱 と言う言葉は
死語 になりかけているのでは
ないかと思う。
また いい日本語 が 消えていく のを
悲しく思う。
歳かな・・・・